マルヤマエクセル株式会社
マルヤマの高圧ポンプ・ポンプユニット・高圧洗浄機・
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産機事業部
 
プランジャーポンプを用いたポンプモーターセットの設計アドバイス
はじめに   
  プランジャーポンプは、吸水・吐出行程を持ったポンプです。吸水量はポンプ入力回転数に比例します。ポンプ自身では流量の制御は出来ません。圧力の制御は調圧弁またはアンローダバルブで行います。ポンプ自身で圧力の制御は出来ません。
  必ず調圧弁・圧力計などの圧力制御用機器を配管して使用して下さい。圧力制御機器を配管せずに運転するとポンプ・周辺機器・ 人体への危険があります。このような状況下での運転に対しては一切の責任を負いかねます。プランジャーポンプの能力を最大限に引出すためには、周辺機器の設計や検討が必要です。
  
ポンプの選定と使用液  
配管システムの中のポンプ
  プランジャーポンプの性能は、配管システム全体の影響を受けます。最良の性能を得るために、ポンプ及び付属品を適切に選択し、適切の配管をし、適切に運転してください。

ポンプの設定値
  カタログに記載されている仕様の最高値は、それぞれ独立した特性値です。すべての特性の最高値が同時に達成されることを意味しているわけではありません。ポンプ仕様にある各仕様の項目をすべて最大値で使用することは出来ません。自動車の仕様で最大速度と最大積載量が両立しなのと同じです。
  吐出圧力・吸水量・給水圧力・水温など、作業で優先されるものと譲歩できるものを選択し設計して下さい。どれかひとつでも最大値で使用したい時や、設計にあたって判断に悩む時は、弊社営業部へお問い合わせ下さい。

使用液
  高温水・高濃度のアルカリ性液・酸性液・スラリー液は、ポンプの寿命を著しく縮めます。プランジャーポンプでは、液温で粘性の変わるものは使用できません。蒸気圧の低い液体や粘性の高い液体の使用は避けてください。水以外の液体を使用する時は、必ず、弊社営業部へお問い合わせ下さい。
  高温水を使う時の注意事項は、【吸水配管の注意事項】に詳細情報が記載されています。必ずお読み下さい。洗浄目的以外で使用する時は、配管システムが違う場合があります。弊社営業部へお問い合わせ下さい。
  
モーターの選定とプーリー計算  
モーターの選定
  設計する設定回転数と吐出圧力の最大値に合わせてモーターを選定する必要があります。ポンププーリー・モータープーリーの兼ね合いで4Por6Pの選択をする必要があります。モーター馬力の選定に関しては弊社営業部にお問い合わせ下さい。吐出圧力の常用圧力は最大圧力の3〜5%以下になるように設計して下さい。

ポンププーリーの選定
  ポンププーリーは、馬力・運転時間を考慮して、プーリー・ベルトの選定表にしたがって適切なサイズ選定をして下さい。
  ポンプ仕様の回転数以上に設計することは出来ません。ポンプの損傷を著しく早めます。ベルトの設計は十分な強度を計算して設計して下さい。
  ポンプ・モーターの芯間に合ったベルトを選択して下さい。緩いとテンションが効きません。張りすぎると、ポンプ・モーターのベアリングを傷めます。

ポンプ回転方向
  クランクケースに表示されている回転方向にポンプが回転するように設計して下さい。仕方無しに逆回転をする時は、クランクケースオイルの油量を若干多めにして潤滑が充分に行えるようにしてから運転して下さい。オイルは入れすぎると注油口キャップから吹き出しますがポンプ自身に影響はありません。
  
ポンプの設置とオイルの注油  
セットベース
  ポンプベースの強度はモーターとポンプの馬力・使用時間を考慮した強度に設計して下さい。ベルトの点検が容易になるようにベルトカバーの位置・大きさ・加工を設計して下さい。ポンプは水平で丈夫な場所に設置する必要があります。

ポンプの設置環境
  ポンプは凍結からの保護が必要です。凍結の恐れがある時は、使用後にポンプから液を抜くか、ヒーター等で凍結防止の対策が必要です。ポンプヘッド部のメンテナンスの為に、メンテスペースが必要です。常にメンテナンスを意識した設計が必要です。

クランクケースオイル
  出荷時にクランクケースオイルは注入されていません。注油せずに運転するとポンプは必ず破損します。運転前にはオイルの注油と油量の確認を必ず行って下さい。モーターとポンプをセットする場合、クランクケースのオイル交換が容易になるように芯間の設計をして下さい。常にメンテナンスを意識した設計をする必要があります。
  
周辺機器の取り付け  
調圧弁
  圧力の制御は調圧弁で行います。ポンプ自身で圧力の制御は出来ません。必ず調圧弁・圧力計などの圧力制御用機器を配管して使用して下さい。調圧弁の設定でポンプの仕様圧力以上に圧力をあげる事は避けて下さい。調圧する時は、最小の圧力から徐々に設定圧力に昇圧して設定します。調圧弁に関する詳細情報は【調圧弁の取り扱い説明】の項目を参照下さい。

圧力計
  圧力計はポンプ吐出配管に必ず取り付ける必要があります。この場合、圧力計で確認する圧力とは、ポンプ吐出配管の圧力です。吐出バルブ・洗浄ガンが「閉」の状態で圧力を確認します。ノズルや洗浄ガンから吐出している時の圧力ではありません。圧力計は、設定値圧力の2〜3倍の最大目盛りを持つ圧力計を選択して下さい。耐震型のグリセリン入り圧力計を選択して下さい。

アキュムレーター
  ポンプ吐出配管には、アキュムレーターを取り付けて圧力の脈動から配管を保護するようにして下さい。取り付け場所はポンプマニホールドに直接取り付けるのが最良です。他の場所でも構いませんが、アンローダーの外側に取り付けるとアンローダーバルブの作動誤差を招くことがありますので注意が必要です。
  
ポンプ直近の配管の設計  

フレキシブル配管
  ポンプ直近の配管には、吸水配管・余水配管・吐出配管があります。ポンプ脈動低減のために、ポンプ直近の配管はフレキシブルホースで行って下さい。メンテナンスが容易になるように配管して下さい。ポンプ直近で配管がはずせるように設計する必要があります。

吸水配管
  ポンプの空運転は厳禁です。充分な吸水が出来る条件で運転出来るように設計して下さい。ポンプと吸水タンクの間には吸水バルブを設けて、メンテナンスの時に給水を遮断できるように設計して下さい。
【注意】他の部分の設計が充分になされていても「吸水配管」の状況が適切でないと重大な動作不良が発生します。極めて単純な事柄が重大なトラブルの原因になる場合が多くあります。必ず【吸水配管の注意事項】をお読み下さい。

吐出配管
  ポンプ運転前には、吐出配管は圧力が開放されるように設計して下さい。初期の運転時に圧力の上がりすぎにより、ポンプや周辺機器の破損の原因になることがあります。ポンプ吐出口には、吐出バルブを取り付けて、ノズルやオリフィス・ガンノズルを使用しないでも圧力の設定が出来るようにして下さい。ポンプの圧力とはポンプマニホールドの圧力を言います。ノズルやオリフィス・ガンノズルの圧力を指すのではありません。

余水配管
  調圧弁には余水配管が必要です。余水0%の運転ではポンプの破損の恐れがあります。詳細情報は【調圧弁の取り扱い説明】の項目を参照下さい。

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