環境への取組み
ABC粉末消火器の薬剤をリサイクル
容器である鉄などは、もともとリサイクルされていた消火器。しかし、その中身の
消火薬剤は、埋め立て処分による廃棄の道を辿っていたのです。
1981年、いち早く環境を考え、廃棄消火薬剤を回収し原料に還元。粉末消火薬剤のリサイクル化に取り組み、採用してきました。
現在、もっとも普及しているABC粉末消火器の「ABC」は、消火対象を表しています。
Aは普通火災、Bは油火災、Cは電気火災への対応を表しているのですが、この3つの要素を満たす粉末消火薬剤は、おもにリン酸水素アンモニウム(リンアン)と硫酸アン
モニウム(硫アン)で構成されています。
硫アンは化学処理による副産物として生まれます。その一方で、リン鉱石という「天然資源」に膨大な電力を費やして作り替えられるのがリンアンです。
リンアンをリサイクルすることは、原料として大切な天然資源を守るだけでなく、電力の節約にもつながります。
「リサイクル薬剤40%以上含有」の基準を満たした消火器にはエコマーク
消火器にはエコマークが設定されるようになりましたが、そもそもこのエコマークの基準を設定するべく最初に動き出したのが丸山製作所です。
(平成15年12月、日本環境協会認定)
この「リサイクル剤40%以上含有」というのは、中に充填されているABC消火薬剤がリサイクル剤を40%含んでいることを表しています。
これは非常に高い数値で、それだけ消火器のリサイクルを実施していないと実現できない数値です。
廃消火器を回収
廃消火器の不法投棄をなくし、法律を遵守した円滑で効率的な廃消火器の回収・リサイクルを 進めるため、廃棄物処理法の特例である広域認定制度に団体申請に参加しています。 詳しくは株式会社消火器リサイクル推進センターへ。
リンク・株式会社消火器リサイクル推進センターへ http://www.ferpc.jp |